発信を続けたいのに、画面の前で手が止まる。
投稿しなければと思うほど、何を書けばいいか分からなくなる。
そんな時に、僕は投稿計画より先に「誰と進めると動けるか」を見ます。
発信が止まる理由を、継続力の不足だけにすると苦しくなります。
一人で作る方法が、自分の考え方や仕事の進め方に合っていない場合もあるからです。
対話の中で考えがまとまる人なら、黙って書く前に話した方が素材は出ます。
約束があると動ける人なら、気合いを足すより一緒に作業する時間を決めた方が続きます。
ただし、作業相手の反応と見込み客の反応は別のものです。
この記事では、発信で起きやすい3つの詰まりを分け、それぞれに必要な相手の役割を整理します。
まず、どこで止まっているかを分ける
「発信が続かない」は、1つの問題に見えます。
でも実際は、止まる場所が違えば、助けになる相手も違います。
作業を始めても続かない
テーマも書く内容もあるのに、投稿画面を開けない。
下書きのまま放置してしまう。
この場合に必要なのは、考えを深める相手より、着手と締切を共有する相手です。
週に1回でも、同じ時間にオンラインで作業する約束を置きます。
互いに文章を添削しなくても構いません。
「30分後に今日は何を出すかを共有する」という約束が、始めるきっかけになります。
話したいことはあるのに、素材が出てこない
人と話すと考えが出るのに、白い画面では何も浮かばない人もいます。
この場合は、作業を見守る相手より、話を引き出してくれる壁打ち相手が役に立ちます。
相手は正解を教える人でなくて大丈夫です。
「最近、誰とのどんな会話が残った?」
「それを聞いた相手は、どこで迷っていた?」
と聞いてくれる人がいれば、発信の原料が見つかります。
説明用の架空例として、30分の壁打ちを投稿1本にする流れを考えてみます。
最初の10分で、最近あった相談や出来事を話します。
次の10分で、相手が反応した一言と、自分が伝えたかった結論を選びます。
最後の10分で、「誰が、どんな時に読む投稿か」を決め、結論を1つに絞ります。
話した内容を録音やメモに残しておけば、その後は結論、具体的な場面、読者への問いの順に整えられます。
対話の全部を投稿にする必要はありません。
1つの場面から、読者が持ち帰れる1つの見立てを取り出せば十分です。
伝わっているか判断できない
投稿は作れるけれど、何を直せばよいか分からない。
この場合に必要なのは、一緒に作業する相手ではなく、想定読者に近い人の反応です。
同業者や友人から「分かりやすい」と言われても、見込み客が自分の問題だと感じるとは限りません。
発信の目的が相談や申込みにつながることなら、見たいのは、読者がどの言葉で立ち止まり、何を質問してくるかです。
投稿前の相手には、「どこが分かりにくいか」を聞きます。
投稿後の見込み客には、保存、返信、質問、相談のような行動を見ます。
役割を混ぜると、仲間内で好評なのに届かない投稿を増やしてしまいます。
相手を増やす前に、役割を決める
発信のために、いつも誰かと組む必要はありません。
一人で静かに書く方が進む人もいます。
大事なのは、自分の詰まりに合わない方法を、根性で続けないことです。
次の3つを書き出してみてください。
- 自分は、着手、素材づくり、伝わり方のどこで止まるか
- その詰まりを解くには、作業相手、壁打ち相手、想定読者のどれが必要か
- 今週30分だけ頼める相手や場はあるか
「投稿を毎日作る」より先に、「誰となら今週1本を出せるか」を決めます。
自分に合う環境ができると、発信は一人で背負う義務から、関係を育てる行動へ変わります。
発信、イベント、個別相談のどこで止まっているかが混ざっている場合は、全体の流れを整理すると早いです。
誰に何を届け、どの反応を次の対話へつなぐかが見えると、必要な相手と次に直す場所が分かります。