イベントや交流会を開くと、人は来てくれる。
「楽しかったです」と言ってもらえる。
「また参加したいです」と感想ももらえる。
人とのつながりも、少しずつ増えている。
それなのに、なぜか仕事にはつながらない。
この状態になると、多くの人はこう考えます。
「もっと人を集めた方がいいのかな」
「告知を強くした方がいいのかな」
「イベントの満足度を上げた方がいいのかな」
もちろん、集客数も満足度も大事です。
でも、人は集まっているのに仕事にならないなら、見るべき場所は別にあります。
それは、参加者から見て、あなたが何をしてくれる人なのかが見えているかです。
楽しい場を作れることと、仕事として依頼されることは違う
小さな場を作れる人は強いです。
読書会、交流会、マルシェ、作業会、企画会、勉強会。
こういう場を作れる人は、人との接点を作れます。
これは、SNSだけで発信している人にはない大きな資産です。
ただし、場を作れることと、仕事として依頼されることは同じではありません。
参加者は、場に対して感謝してくれます。
「楽しかった」
「いい人に会えた」
「雰囲気がよかった」
「また行きたい」
ここまでは起こります。
でも、その次に、
「この人にお願いしたい」
「この人の商品を受けたい」
「この人に自分の状況を見てもらいたい」
となるかどうかは、別の設計です。
場の主催者として認識されていても、専門家として認識されていなければ、仕事の相談は生まれにくいです。
「何をしている人か」が見えないと、依頼しようがない
参加者が仕事を依頼するには、最低限、次の3つが見えている必要があります。
- 何をしてくれる人なのか
- 誰をどう変えられる人なのか
- どのくらいの価格帯で相談できるのか
ここが見えていないと、相手は依頼しようがありません。
どれだけ人柄がよくても、どれだけ親切でも、何を頼めばいいかわからないからです。
たとえば、イベント中にずっと気を配ってくれる人がいたとします。
受付もしてくれる。
場も回してくれる。
人も紹介してくれる。
困っている人がいたら助けてくれる。
その人は、間違いなくありがたい存在です。
でも、参加者から見て、
「この人は商品設計を見てくれる人なんだ」
「この人は発信導線を整えてくれる人なんだ」
「この人は個別相談の流れを一緒に作ってくれる人なんだ」
と見えていなければ、仕事としては頼まれません。
親切な人と、依頼できる人は違います。
無料でやってくれる人に見えると、責任が伝わらない
仕事につながらない人ほど、最初にすごく頑張ります。
相手のために動く。
無料で手伝う。
紹介する。
相談に乗る。
場を作る。
これは悪いことではありません。
むしろ、最初は小さく手伝うところから関係が始まることも多いです。
ただ、そのまま「無料でやってくれる人」に見えてしまうと、仕事としての責任が伝わりにくくなります。
価格を出すことは、ただお金をもらうことではありません。
「ここからここまでは、責任を持って見ます」
「この変化を作るために、こういう関わり方をします」
「そのために、この条件で受けます」
という宣言でもあります。
価格がないと、相手は気軽に頼めるかもしれません。
でも、同時に、どこまで責任を持ってくれるのかも見えなくなります。
無料の親切で終わるのか。
仕事として変化を作るのか。
この線引きが曖昧なままだと、相手も次の行動を取りづらくなります。
売り込みではなく、見えるようにする
ここで大事なのは、急に売り込みを強くすることではありません。
交流会のたびに商品説明をする。
会った人全員に個別相談を案内する。
場の最後に強いクロージングを入れる。
そういう話ではありません。
必要なのは、参加者が自然に理解できるようにすることです。
「この人は、何を大事にしている人なのか」
「どんな悩みを見てくれる人なのか」
「自分が困った時、何を相談すればいいのか」
これが場の中で伝わるようにする。
たとえば、自己紹介で長い実績を話すより、
「発信しているのに相談につながらない人の、投稿、無料記事、相談までの流れを一緒に整理しています」
と一文で言える方が伝わります。
イベントの途中で、参加者の話を聞いた時も、
「それは集客不足というより、商品として何を約束しているかが見えにくい状態かもしれません」
と返せると、専門性が伝わります。
こういう短い一言が、売り込みではなく、仕事の入口になります。
小さな場を仕事につなげる確認ワーク
今やっているイベントや小さな場を1つ思い浮かべてください。
次の問いに答えてみてください。
- 参加者は、その場であなたを何の専門家として認識しているか
- 参加者は、困った時にあなたへ何を相談すればいいと分かっているか
- あなたの商品や相談は、誰をどんな状態からどんな状態へ進めるものか
- その場の中で、自然にその専門性が伝わる瞬間はあるか
- 次に相談したい人が進める入口は、分かりやすく置かれているか
この5つが曖昧なら、イベントの集客数を増やす前に、仕事としての見え方を整えた方がいいかもしれません。
人が集まっているなら、すでに大きな資産はあります。
足りないのは、もっと強い売り込みではなく、その場で生まれた信頼が、どんな相談につながるのかを見えるようにすることです。
個別相談で見るべき論点
イベントや交流会から仕事につながらない時、原因は1つではありません。
- 場のテーマが商品と離れすぎている
- 自分の専門性が伝わっていない
- 商品の約束が一文で言えない
- 価格や相談入口が見えない
- 参加者が次に何をすればいいか分からない
このあたりは、自分だけで見ていると気づきにくいです。
特に、場作りが得意な人ほど「人は来てくれているから、あとは自然に仕事になるはず」と考えがちです。
でも実際には、仕事につながるには、場、商品、発信、相談入口がつながっている必要があります。
まずは、今の小さな場が何の入口になっているのかを見直してみてください。
関連して読むなら、先に フロントのフロント集客とは|セミナーに来てもらえない人が先に作るべき小さな場 を読むと、場作りの考え方が整理しやすくなります。
そのうえで、自分の商品や相談導線まで含めて見直したい場合は、個別相談で全体の流れを一緒に見た方が早いです。
どの場から、どの商品へ、どんな言葉で進んでもらうのかを整理すると、楽しいだけで終わっていた接点が、仕事につながる入口に変わっていきます。
また、場作りや発信導線の考え方を継続的に整理したい場合は、僕のコミュニティ「ぺいの対話室」に参加してみてください。
発信、集客、導線、個別相談、成約までを、表面的なノウハウではなく「なぜ売上につながるのか」という視点で扱っています。