「やりたいのにできない」はどう乗り越える? メンタルコーチ・山田コウセイさんに聞いてみた
「発信した方がいいのは分かっている」
「集客しないと始まらないことも分かっている」
「でも、なんだか気が乗らない」
やりたい気持ちはあるのに、なかなか手が動かない。
そんな自分を見て、意志が弱いのかなと感じたことはありませんか?
僕自身、発信が全部嫌いというわけではありません。
話したいこともあるし、伝えたいこともある。
それでも、イベントの集客など、発信の中には「面倒だな」と感じてしまうものがあります。
この「やりたいのにできない」は、どう考えればいいのでしょうか。
今回はメンタルコーチの山田コウセイさんに、Instagramライブで聞いてみました。
※この記事はライブでの対話を、読みやすいように編集・再構成したものです。
メンタルトレーニングは、何のためにするのか
ぺい
メンタルを理解して、取り扱えるようになると、どんな実益があるんでしょうか?
山田コウセイ
うちの会社のモットーは「メンタルトレーニングで売上を伸ばす」です。
僕は、今の仕事が好きになることが大きいと思っています。
仕事もプライベートも、どちらも幸せにすることを目指したいんです。
コウセイさんが話していたのは、心を整えること自体をゴールにするのではなく、その先にある仕事や暮らしの充実につなげるという考え方でした。
仕事を頑張れば、プライベートを犠牲にしなければならない。
そんな前提だけで考えるのではなく、両方を目指す。
コウセイさんは、その前提を「ゲームのカセット」に例えていました。
山田コウセイ
プライベートを犠牲にしたからビジネスが伸びる、というゲームを選んでいたら、そのゲームをすることになります。
僕は「どっちもやる」というカセットで遊ぶことを決めたんです。
どんな前提で一日を過ごすか。
そこを見直すことが、メンタルトレーニングの入り口なのかもしれません。
「面倒」を消そうとする前に、その先を見る
僕が特に聞きたかったのは、発信の話です。
やった方がいいと思っているのに、面倒に感じてしまう。
そのとき、気合いで「面倒じゃない」と思い込もうとするしかないのでしょうか。
ぺい
集客が面倒だなと感じるときに、無理やり「面倒じゃない」と思い込むのではなく、その先に得られるものを、楽しく気持ちよくイメージするということですか?
山田コウセイ
そうです。
面倒だと感じる手前のことだけを見るのではなく、その先にある、自分がなりたい姿をイメージしてほしいんです。
例えば、イベントの告知だけを見ると、「何を書こう」「どれくらい反応があるだろう」と、手間や不安が先に浮かぶことがあります。
一方で、伝えた先に、関心のある人と出会えるかもしれない。
必要としていた人に届き、一緒に学べるかもしれない。
そういう場面に目を向けると、同じ発信にも別の意味が見えてきます。
コウセイさんは、いつも行っていたラーメン店の近くに、同じ価格でもっとおいしい店ができたら、そちらへ行きたくなるという例を挙げていました。
それまで楽だと感じていた行動だけでなく、その先にある楽しみや喜びにも目を向けてみる。
そんなふうに、自分が何に心を動かされるかを探していくのが、コウセイさんの考え方です。
もちろん、イメージするだけで必ず行動できるわけではありません。
時間が足りない、疲れている、何から始めればいいか分からないなど、動きにくい理由は人それぞれです。
その上で、「面倒な作業」としてだけ捉えていたことの先を、一度見てみる。
コウセイさんのお話から、そんな選択肢をもらいました。
朝は、今日の理想の一日を思い描く
ぺい
発信の面倒くささを見直したいとしたら、朝と夜、どちらを意識するといいですか?
山田コウセイ
朝です。
発信を楽しくやっている自分をイメージしてほしいんです。
コウセイさんは、朝にその日の予定を思い浮かべ、その予定が自分にとっていい形で進んだらどうなるかを想像する方法を紹介してくれました。
例えば、今日発信する予定があるなら、投稿する瞬間だけで終わらせない。
伝えたいことを言葉にできた自分や、その内容が必要な人に届く場面まで思い描いてみる。
イメージの中で「あ、こんな伝え方をしてみたい」と気づいたら、実際の行動に取り入れてみる。
コウセイさんは、イメージすることを楽しむだけでなく、その後の行動につなげることを大切にしていました。
山田コウセイ
僕たちはイメージ上手になりたいわけじゃないんですよ。
行動がしやすくなって、やりたいことをやれるようになってほしいんです。
夜は、少し先の理想を試してみる
ぺい
その日の理想だけでなく、もっと先の願望や、なりたい姿はどう扱えばいいんでしょうか?
山田コウセイ
それは夜にやります。
半年後や1年後、3年後など、少し先の最高の自分をイメージしてみてください。
コウセイさんは、期間を変えて試す方法も話してくれました。
まずは半年後を思い描き、次は1年後、その次は3年後というように、しばらく試してみる。
そして、それぞれの時期に自分がどんな一週間を過ごしたかを振り返るというものです。
大切なのは、決まった年数を守ることより、自分がどんな未来を思い浮かべると、前向きに動きやすくなるかを探すこと。
理想がすぐに浮かばなければ、暮らしたい家や、どんなふうに仕事をしていたいかなど、思いつくところから考えてもいいと話していました。
小さなことを続ける時間にも、喜びを見つける
ここでコウセイさんが話してくれたのが、「凡事徹底」という考え方です。
山田コウセイ
凡事徹底というのは、人が当たり前にできることを、人が当たり前にできなくなるまでやることです。
その地味なことに喜びを感じられる状態にしたらいいんです。
結果が出るまでの道には、発信する、振り返る、伝え方を工夫する、といった小さな行動があります。
その一つひとつを苦しいものとして耐えるだけでなく、なぜそれをやるのか、その先に何をつくりたいのかを思い出す。
僕は、今回の対話を通して、発信の「やる・やらない」だけを見ていたら、見落としてしまうものがあると感じました。
発信したい気持ちはある。
でも、発信のどの部分を面倒に感じているのか、そしてその先にどんな景色を見たいのかは、まだ細かく見ていなかったかもしれません。
もし今、やりたいのに動けないことがあるなら、まずは一つだけ思い浮かべてみてください。
その行動が自分らしくできた一日の終わりに、どんな気持ちでいたいでしょうか。
そこから、今日できる小さな一歩を探してみませんか。
コウセイさんと一緒に、行動につながる考え方を実践する
「考え方は分かったけれど、自分の場合はどこから変えていけばいいんだろう」
そう感じた方へ。
12月5日、名古屋で山田コウセイさんと僕が一緒に、マインドセットをテーマにした合宿を開催します。
自分の行動や発信を見直し、仕事につなげるための時間を一緒につくっていきます。