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01が突破できないのは、実績ゼロだからではなく一人で戦っているから。SNSの外で最初の1件を作る道順

先日、こんな投稿をしました。

Threadsは実績ある人が勝ちます。すでに売れてる人がより売れます。耳が痛いかも知れないけど事実。

これは、事実だと思っています。
そして事実だからこそ、目を背けても仕方がない。

でも当然、こう思いますよね。

「そんなこと言っても、01の人はどうすればいいんですか」と。

僕はここを完璧に言語化できます。
なぜなら、僕自身が副業を6年半やって収益化が安定せず、ずっと副業貧乏だったからです。
そこから1年で年商が8倍(400万円から3,200万円)になりました。

一番キツい時期に何をしていたかを、順番に書きます。

最初に結論を書くと、01が抜けない人はだいたい「一人で」「SNSの中だけで」戦っています。

そして、自分の現在地に合っていない立ち位置を取ろうとしています。
この3つを外すのが、今日の話です。

1. 一人で戦わない

まずこれです。
行動が止まりがちな人は、とにかく一人でやろうとするのをやめてください。

考えすぎて、行動を先延ばしにするクセがついてしまっている。
これは一人だと本当に抜けにくいんです。

僕がまさにそうでした。

副業を6年半やっていました。
その6年半、ほとんど誰にも頼らずに一人でやっていたんです。

自分で調べて、自分で試して、うまくいかなくてまた調べる。
数えたくないほど失敗しましたし、何度も泣いて諦めかけました。

いま振り返って一番思うのは、もっと早く人に頼っていれば、あるいは人に協力してもらえるような自分になっていれば、6年半もかからなかったということです。

僕が溶かしたのは、お金ではなく時間だった

なぜ頼らなかったのか。

当時の僕には、自己投資という感覚がまったくなかったからです。

お金が欲しくて副業をしている。
だからお金は使わない、使わない、と考えていました。
完全に貯金思考です。
1円でも減らしたくなかった。

でも結果的に何を溶かしたかというと、6年半という時間と、その間ずっと動き続けた労力です。

ここを勘違いしていました。
コストというのは、お金だけじゃないんです。
時間も労力も、めちゃくちゃ大きいコストです。

しかも時間は、お金と違って絶対に取り返せません。

一人でやったら5年かかることが、1年で終わることがあります。

その差が何なのかというと、お金の差ではなく、すでに通った人が持っている道順の差です。

だから、教わることにお金を払えという話ではありません。
「時間もコストである」という感覚を持ってほしいという話です。

この感覚を早く持てた人ほど、結果が早い。
これは僕が6年半かけて、いちばん高い授業料を払って学んだことです。

引き上げてくれる人は、自分から探しにいく

「一人でやらない」と言われても、じゃあ誰に頼るのか。
ここが分からないまま止まってしまう人が多いです。

引き上げてもらうというのは、運よく誰かに見つけてもらうことではありません。
自分から探しにいくものです。

そして探す場所は、SNSとリアルの両方にあります。

SNSで見るべきなのは、フォロワー数ではありません。

  • その人の周りに、自分が届けたい人が集まっているか
  • 引用やメンションに、ちゃんと反応を返してくれる人か
  • 普段から人を紹介したり、他人を立てたりしているか

3つ目が一番大事です。
普段から人に与えている人は、こちらが動いた時にもちゃんと返してくれます。

逆に、自分の発信しかしていない人にどれだけ絡んでも、関係はできません。

こういう人が見つかったら、交流を重ねていきます。
そうすると、その人の影響力を少しだけ借りられるようになります。

ただし、ここを間違えると一瞬で終わります。

伸ばしてもらうことばかり考えて近づけば、それはテイカーです。
そして相手には、驚くほど早く伝わります。

絡みにいく前に、自分に何ができるかを考えてください。
感想を書く。
人を紹介する。
面倒なことを巻き取る。

順番は、いつでも先に渡すほうです。

信用は、借りることができる

これは、あまり語られない話かもしれません。

信用のある人と絡んでいる状態そのものが、信用になります。

読む側は、こう見ています。

この人、〇〇さんとよく絡んでるな。
〇〇さんが相手にしている人なら、変な人ではないんだろうな。

自分の実績がまだゼロでも、信用のある人との接点があるだけで、見え方が変わります。
僕はこれを借景と呼んでいます。

そして「〇〇さんと相互フォローの人なんだ」という認識は、SNSの中だけでは終わりません。
リアルで会った時にも、そのまま効いてきます。
オンラインとオフラインは、ここでつながっています。

リアルでは、隣に立たせてもらう

やることは、もっとシンプルです。

  • 紹介してもらう
  • 集まりに連れて行ってもらう
  • その人が信頼している人に、引き合わせてもらう

自分でゼロから人脈を作るより、すでに関係を持っている人の隣に立たせてもらうほうが、圧倒的に早いです。

では、どうすれば連れて行ってもらえるのか。
条件は2つだけです。

  1. 好かれること
  2. 自分にできることを、全力でやること

身も蓋もないですが、本当にこれが全部です。

連れて行きたくなるのは、一緒にいて感じがよくて、頼んだことをちゃんとやる人です。
逆に、紹介した先で失礼をする人は、二度と連れて行ってもらえません。

紹介する側は、自分の信用を貸しているからです。
そこを分かっている人だけが、何度も引き上げてもらえます。

なお、引き上げてもらう側にも条件があります。
フィードバックを受け取れない人は、人に頼っても伸びません。
ここは別記事で詳しく書いているので、そちらを読んでください。

→ 他責にできるくらい、自己責任を果たせ

2. SNSだけで戦わない

これが一番大きいかもしれません。

フリーランスの仕事がどこから生まれているかを調べると、SNS経由は実はごく一部です。
ほとんどが人脈、紹介、過去のつながりから生まれています。

正直に言うと、僕はSNSに幻想を抱きすぎている人が多いと思っています。

僕はThreads経由で、月に80名と直接会った時期があります。
1日に20人と会った日もありました。
その経験から言うと、オフラインのほうが5倍楽です。

Threadsでフォロワーが2〜3人増えるのと、2〜3人と直接会えるのとでは、濃さがまったく違います。

まず、会うハードルを下げる

発信活動は、どうしても自分から見て一方通行になりがちです。
だから僕がおすすめするのは、もう人に会うことです。

とはいえ「人に会う」と言われると、身構えてしまうと思います。
大きな交流会に飛び込むイメージが浮かんで、そこで止まる。

でも、そんな大がかりなことをする必要はありません。
やるのは、会えるハードルをひたすら下げていくことです。

  • 交流会に行ってみる
  • 自分で小さな交流会を企画してみる
  • 誰かに紹介をもらう
  • 昔一度会ったことのある人に、久しぶりに連絡を取ってみる
  • SNSで「話しませんか」と呼びかけてみる
  • 気になる人にDMを送ってみる

どれか一つでいいです。
とにかく人に会って、人と喋る。

集まるのは2〜3人でいい

「イベントをやっても集まらない」「交流会をやりたいけど人が来ない」とよく言われます。

でも、最初の火種は小さくていいんです。
本当に2人3人でいいので、まず集まる。
集まったらそれを発信する。
また集まる。

この繰り返しでしか、火種は大きくなりません。

自分で主催する場合も同じです。
2人しか来ないから中止にする、ではなく、2人でもやってみる。
そして、やった事実を活動報告として出す。

僕も、名古屋でフリーランスの拠点を立ち上げた時はそこからでした。
フリノバ(freelance-nova.com)という、フリーランスが集まる場です。
いまは人が集まる場になりましたが、最初は本当に数人からでした。

そのときに、自分の話をするのを我慢してください。

相手がどういうことを望んでいるのかを聞く。
そこに対して、自分ができることを合わせにいけるのかどうかを考える。

この矢印がどちらを向いているかで、結果がまったく変わります。

交流会に行くなら、キーマンは主催者です。
早めに会場に着いて、主催者と話す。
信頼を置いている人を紹介してもらう。
この順番だけでも、一日の成果が変わります。

最優先は、関係を作ることです

人に会い始めると、すでに実績のある人と話す機会が出てきます。

仕事をもらうにしても、紹介を受けるにしても、何かを教わるにしても、先に必要なのは同じものです。
関係が作れているかどうか、ここに尽きます。

そして関係というのは、こちらが何を求めるかではなく、こちらが何を渡せるかで決まります。

ここで多くの人がつまずきます。
実績ゼロの時期は、渡せるものが自分には何もないと思い込んでしまうからです。

だから、こういう言葉が先に出ます。

まだ自分は何もできないんですけど。
自信がないんですけど。
実績もないんですけど。

言っている本人は、正直であろうとしているだけです。
謙虚に振る舞っているつもりの人もいます。

でも、受け取る側にはこう届きます。
この人は、もらいにきた人だ。

自分には渡せるものが何もない、という前提で人に会うと、GIVEする人どころか、ただのテイカーになります。
本人にその気がなくても、構造としてそうなってしまう。

だから、考える順番を変えてください。

自分には何もない、で止めない。
自分にできることは何だ、を考え抜くほうです。

  • 相手が面倒がっていることを巻き取れないか
  • 先に自分から誰かを紹介できないか
  • 相手の発信の感想を、他の人にも届く形で書けないか
  • 自分が持っている知識や手や時間で、埋められる穴はないか

実績がないことと、渡せるものが何もないことは、まったく別の話です。

僕自身、6年半ずっと副業貧乏でした。
払えるお金がない側の感覚は、知っているつもりです。
それでも、渡せるものがゼロだったことは一度もありませんでした。

ちゃんとしている人なら、動いた分はちゃんと返してくれます。

引き上げてもらう側に回るというのは、お願いする側になることではありません。
先に渡す側になることです。

実績ゼロから抜けていく人に共通しているのは、このGIVEの姿勢です。
自分の知識を「ここまで出していいの?」というレベルで先に渡せるかどうか。
実績がない時期こそ、出し惜しみする材料がそもそもありません。

SNSは、リアルな動きを投影する場所

ここが今日いちばん伝えたいところかもしれません。

SNSは、虚像を投稿する場所でも、背伸びして発信する場所でもありません。

リアルな動きを投影していく場所です。
言い換えると、信用の増幅装置です。

増幅装置なので、元がゼロだと何倍しても増えません。
先に、増幅させる元のリアルを作る必要があります。

だから順番はこうなります。

  1. 人と会って相談を受ける(無理やりにでもその事実を作る)
  2. その事実を投稿する
  3. 「この人は〇〇について相談を受ける側の人なんだ」という認知が積み上がる

僕自身、いま同じ状況からやり直すとしたら、会える範囲の人に絞って対面のアポを増やし、そこから紹介をもらいます。
交流会も月に2〜3回は行くと思います。
そして、その動き全部をSNSに投げます。

ノウハウ投稿ばかりするより、リアルで動いて、それを発信する。
この繰り返しです。
実績ゼロの人が今日から発信できるものは、ノウハウではなく、この動いた記録のほうです。

Threads・Xの運用でも、同じことが「エアプ感」という言葉で語られます。
実際にやっている証拠がないアカウントは、内容が正しくても信用されない。
逆に、活動している様子・実際の写真・スクショといった「本当にやっている感」は、それ自体が信用になります。

つまり、実績ゼロの人にとってのリアルの動きは、恥ずかしいものではなく最初の信用材料です。

流れて消える場所だけで、がんばらない

ここまで、リアルで動いて、その記録をSNSに投げるという順番の話をしてきました。

ただ、その記録を「どこに置くか」で、残り方がまったく変わります。
せっかく作った最初の信用材料が、投稿した数時間後に誰の目にも触れなくなるとしたら、もったいないですよね。

SNSには、流れていくものと、積み上がっていくものの2種類があります。

ThreadsやXは、フロー型のSNSと言われています。
タイムラインを流れていく前提の設計なので、投稿は数時間後には誰の目にも触れなくなります。

だから、ここだけを3,000投稿がんばっても、誰からも積み重ねとして見てもらえません。

実績ゼロの時期こそ、ここは致命的です。
「この人は何をやってきた人なのか」を示すものが、どこにも残らないからです。

だからstand.fmやnote、ブログのようなストック型のSNSを並行してください。

  • ストック型は、並んでいること自体が専門性の証明になる
  • 1本も再生されなくても、100本並んでいれば「この領域の人なんだ」が伝わる
  • 実績がなくても、蓄積は今日から作れる

実績ゼロの人にとって、本数は今日から積める唯一の実績です。

→ 投稿しても消えていく人と、積み上がる人の違い

0円でもいいから「相談される自分」を作る

ここで一つ質問です。
あなたはいま、0円でもいいから誰かに相談されていますか。

目指す場所は、はっきりしています。
お金を払ってでもこの人に相談したい、と言われることです。
そこが最終ゴールであることは、間違いありません。

ただ、いきなりそこには行けません。
お金を払ってでも相談したい相手というのは、無料でも相談したい相手の中から選ばれるからです。

順番はこうです。

  1. 0円でも相談される(この人に聞いてみたい、と思われている)
  2. 0円でも「欲しい」と言われる(渡すものに価値を感じてもらえている)
  3. お金を払ってでも欲しいと言われる(ここで初めて商品になる)

0円でも誰からも相談されていないなら、まだスタートラインに立てていません。

売上の前に、相談があります。
相談される状態がないのに、売れる状態だけが先に来ることはありません。

だから、最初にやることは値段を決めることではありません。
0円でいいので、「ちょっと聞きたいんですけど」と言われる自分を作ることです。

相談が来るようになったら、次に確かめるのは「渡そうとしているものが欲しいと言われるか」です。
そこは後半の「5. 売れないまま、同じことを続けない」で詳しく書きます。

「無料で聞かれて無料で答えたら、自分の価値が下がりませんか」と聞かれますが、僕は基本的に問題ないと思っています。
むしろ、発信するネタを作ってくれてありがとう、くらいの感覚です。

ただし、これは「相談される段階」までの話です。

商品を作って提供する段階に入ったら、必ず対価を受け取ってください。
モニターだから、体験価格だから、始めたてだからと言い続けていると、いつまでもステージが上がりません。

そして何より、お金を受け取らなければ責任がない、というマインドが一番まずいです。
対価を受け取るというのは、責任を引き受けるということです。

無料で人に会い、無料で相談に乗る。
そこまではやっていい。
でも商品を渡すなら、お金をもらう。
この線を先に引いておいてください。

→ イベントに人は集まるのに仕事につながらない理由

小さな場を自分で主催する方法は、こちらにまとめています。

→ フロントのフロント集客とは

3. 「僕なんかできない」と思っている人から、誰も買わない

ここはメンタルの話です。
でも精神論では終わらせません。

考えてみてほしいんですが、「僕なんかにできるかな」と思っている人から、あなたは買いたいですか。

買わないですよね。

だから必要なのは、「自分はこれができます」と言い切れることです。
そして約束を守れること。
信用と信頼を受け取れる状態にあること。

弱者マインドは、そのまま文章に出る

ここで捨ててほしいのが、弱者マインドです。

これは態度の問題ではありません。
書いたものに、はっきり出てしまうという話です。

伸びないアカウントの典型が、「弱々しさや胡散臭さを感じさせる、媚びた言葉遣い」です。

なぜこれが致命傷になるのか。
そのアカウントを見て何が得られるのかが、端的に伝わらなくなるからです。

自信がないんですが。
まだまだ出来ていないんですが。
勉強中の身なんですが。

こういう前置きは、自己防衛から出てきます。
書いている側は、失礼のないように保険をかけているつもりです。

でも読む側からすると、本題の前に置かれたノイズでしかありません。
そして一度「価値が低そうだ」と見られた時点で、フォローする理由も、この人の情報を追い続ける理由もなくなります。

中身を読んでもらう前に、判断が終わってしまうということです。

逆に、伸びている人ほど多くを語りません。
説明を足さなくても伝わる状態を先に作っているからです。
その余裕が、そのまま強さとして伝わります。

多くを語ってしまうのは、不安だからです。
分かってもらえないんじゃないか、信じてもらえないんじゃないかと思うから、説明を足す。
実績を並べる。
言い訳を添える。

読む側はそれを「余裕のなさ」として受け取ります。

  • 「まだ初心者ですが」「勉強中ですが」と先に予防線を張る
  • 「よかったら見てください」「お時間あれば」と申し訳なさそうに出す
  • 頼まれてもいないのに、できない理由を先に並べる

これ、全部やめてください。
プロフィールに「受験予定」「勉強中」と書くだけでも、一気に権威性が薄れます。

謙虚さと弱者マインドは違います。
謙虚さは相手を立てること。
弱者マインドは自分を下げることです。
自分を下げても相手は上がらず、ただ選ばれなくなるだけです。

言い切りは、自分を大きく見せる行為ではない

ここを誤解している人が多いんです。

言い切るというのは、自分がすごいと主張することではありません。
相手の決断を助ける行為です。

選択肢が多いと、お客様は悩みます。
悩んだまま何も決まらないと、その人は何も変わりません。
だからこそ「これがおすすめです」と言い切ってあげる。
最後は言い切って、相手の決断を助ける。

自分がすごいから言い切るのではなく、相手の可能性を信じているから言い切る。
この向きの違いです。

不安は、責任の取り方を先に決めれば消える

「できなかったらどうしよう」という不安は、覚悟が足りないから起きるのではありません。
受け皿を作っていないから起きます。

最悪の場合にどう責任を取るかを、先に決めてください。

  • 全額返金する
  • サポート期間を延長する
  • 別の価値で補填する

最悪の最悪でも全額返金でしかない、と分かった瞬間に、不安はかなり小さくなります。
あとは責任を果たしきる、損は絶対にさせない、という覚悟だけ持っておけばいい。

4. だからといって、大きく見せる必要はない

ここまで読んで「じゃあ強気に出ればいいのか」と思われたら困るので、はっきり書きます。

盛る必要はありません。
盛った実績は、対話に入った瞬間に必ず崩れます。

やることは逆で、自分の現在地に合った見せ方を選ぶことです。

実績は「あるかどうか」ではなく「見えているかどうか」

まず疑ってほしいのが、本当に実績がゼロなのかという点です。

多くの人は、実績がないのではなく、実績に見えていないものを持っています。

  • 前職や本業でやってきたこと
  • 誰かに感謝された経験
  • 無料でやってあげて、相手が変わったこと

こういうものを掘り起こして、数字を回収してください。
何人にやったのか、どれくらいの期間だったのか、相手はどう変わったのか。

盛らない、嘘をつかない。
でも示せるものは示す。
ここをやらずに「実績がないので」と言っている人が本当に多いです。

渡したら、その場で実績に変える

もう一つ、抜け落ちやすい工程があります。

0円で誰かに何かを渡したなら、そこで終わりにしないでください。
渡した事実を、実績に変える作業が要ります。

やることは3つです。

  1. 相手に感想を聞く(「どこが役に立ちましたか」まで具体的に聞く)
  2. その言葉を、書いた形で残してもらう
  3. 名前を出していいかどうかを確認する

多くの人が1で終わります。
「ありがとうございました」と言われ、いい時間だったと満足して、そこで完了にしてしまう。

でも、言葉として残っていないものは、他の人からは見えません。
渡した事実があっても、外から見れば無かったことと同じです。

コツは、渡す前に伝えておくことです。
「終わったら感想を聞かせてください」と先に言っておくと、頼みやすくなります。

無料で受け取った側も、それくらいは返したいと思っているものです。
むしろ、何も返せないほうが気まずいと感じます。

1件でも言葉が残れば、次の人に見せられます。
01というのは、この1件目のことです。

立ち位置を1文で決める

そのうえで、自分の立ち位置を決めます。
僕が使っているのは次の4つの質問です。

項目 決めること
誰が どんな経験・実績・失敗・変化を持つ人が発信するのか
誰を どんな悩み・状況・欲求を持つ人に向けるのか
どこへ 読者を何日・何ヶ月で、どんな状態へ連れていくのか
どうやって どんな方法・ノウハウ・ツール・教材で変化させるのか

これを1文にまとめます。

私は【誰が】という立場から、【誰を】に向けて、【どこへ】行けるように、【どうやって】を発信するアカウントです。

現在地によって「どこへ」の書き方を変える

ここが今日の記事で一番言いたいところです。

同じ4要素でも、実績の量によって書ける「どこへ」は変わります。
無理に上のレベルの言葉を借りると、対話に入った瞬間に崩れます。

レベル0-1:実績ゼロ〜小さな変化

  • 誰が:〇〇だった私が、△△に挑戦し始めた経験から
  • どこへ:30日で、最初の一歩を踏み出せるように

このレベルで書けるのは、大きな成果ではなく最初の一歩です。
挑戦を始めたという事実だけで十分に書けます。

レベル2:中間成果

  • 誰が:〇〇だった私が、3ヶ月で△△できるようになった経験から
  • どこへ:3ヶ月で、初めての成果を得られるように

自分が実際に通った期間と結果を、そのまま書きます。

レベル3:大きな実績

  • 誰が:〇〇だった私が、半年で△△を継続できるようになった経験から
  • どこへ:新しい収益の柱を構築できるように

ここまで来て初めて、「収益の柱」「事業化」といった大きな言葉が使えます。

自分のレベルより上の言葉を借りると崩れます。
逆に、レベルより下の言葉しか使わないと、いつまでも入口の人しか集まりません。

SNS運用の世界にも、まったく同じ考え方があります。
実績と対象がズレているアカウントは伸びない、というものです。

たとえば「5ヶ月で45万円」という実績は、それ自体は立派でも、すでに月100万円を超えている層には刺さりません。
だからその実績で戦うなら、対象をゼロイチ層に絞るのが正解になります。

実績が小さいことは問題ではないんです。
実績の大きさと、向ける相手がズレていることが問題なんです。

「何屋か」より「何を聞かれる人か」

肩書きを決めるより先に、実際に何を聞かれているかを見てください。

「何を教える人ですか」より大事なのは、「あの人に聞いたら、何か答えが返ってきそう」と思われることです。
このポジションを取れた人は強い。

そして、小さい集団でいいのでリーダーになってください。
3人でも5人でもいい。
参加者のままだと、いつまでも参加者です。

範囲を狭めれば、実績ゼロでも今日から一番詳しくなることは可能です。
領域を決めたら、その分野の本を5〜10冊読む。
関連する動画を50〜100本見る。
狭い領域で誰よりも詳しい状態は、実績がなくても作れます。

→ 発信しているのに見られない理由——指名される人に必要な3つの成長フェーズ(こちらは実績量ではなく、発信の視点がどう成熟するかの3段階です)

5. 売れないまま、同じことを続けない

最後にもう一つ。
ここを飛ばす人が多いです。

売れないコンテンツ、売れないコンセプトのまま動き続けて、数字が出ない状態が続いているなら、それはおかしいと考えるべきです。

がんばりが足りないのではなく、市場に合っていない可能性があります。

0円でも「欲しい」と言われますか

前半で、0円でも相談される自分を作る、という話をしました。
相談が来るようになったら、その次の段階がここです。

相談されるのは「この人に聞いてみたい」という状態です。
そこから一歩進んで、渡そうとしているものが「欲しい」と言われるかどうか。
ここが分かれ目になります。

判定はシンプルです。

商品が売れるのは、金額に関わらず「欲しい」が先にあるからです。
高額だろうが低額だろうが、この順番は変わりません。

0円でも「欲しい」と言われないものは、値段をつけても売れません。

まずここを確認してください。
0円で提供すると言った時に、相手が前のめりになるかどうか。
ここが生まれていないなら、01は達成できません。

自分ではなく、世の中を観察する

そのうえでやるのは、リサーチです。

市場とは、お金が実際に動いている場所のことです。
すでに売れているものがあるかを調べて、なぜ売れているのかを分析してください。

自分の中を探しても答えは出ません。
見るべきは自分ではなく、世の中です。

もう一つ、実績ゼロでも今日からできる観察があります。
良いセールスを受けに行くことです。

僕は毎週セールスを受け続けていた時期があります。
心理分析まで含めて、あれはいまの大きな糧になっています。
売る側の型を一度も見たことがないまま売ろうとしている人は、本当に多いです。

受けた直後に、言われた言葉と自分の感情をノートに書き出してください。
どこで気持ちが動いたのか、どこで引いたのか。
これは無料でできる、一番早い教材です。

なお、コンセプトそのものの設計手順はこちらにまとめています。

→ 集客が難しくなった人のための、売れるコンセプトメイキング完全教科書

今日やること

たくさん書きましたが、全部やろうとすると止まります。
1つだけ選んでください。

  1. 引き上げてくれそうな人を3人書き出す(SNSでもリアルでもいい)
  2. そのうち一人に、自分から先に渡せることを一つやってみる
  3. 今週、誰か一人と直接会う約束を取る(交流会でも、DMでも、紹介でもいい)
  4. 会ったら自分の話を我慢して、相手が何に困っているかだけ聞く
  5. 自分ができることで、0円でもいいから何か渡してみる
  6. 渡した相手に感想を聞いて、言葉で残してもらう
  7. その動いた記録を、そのまま発信に回す

これだけで、来週のあなたには「実績ゼロ」ではなく「先週やったこと」があります。

実績がないから動けないのではありません。
動いていないから実績がないだけです。

そして、動いた分だけ現在地が変わります。
現在地が変われば、書ける「どこへ」も変わる。
立ち位置は一度決めて終わりではなく、レベルが上がるたびに更新していくものです。

→ 発信しているのに売上につながらない人へ

Practice Program

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記事で見えた課題を、知識として読むだけで終わらせず、自分の仕事の仕組みとして実装したい方へ。

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