記事一覧へ戻る商品設計奥山 凌平(ぺい)

OSS(最適販売戦略)で月100万を安定させる──個人事業主のための売れる6ステップ完全ガイド

「頑張っているのに売れない」の正体

SNSを毎日投稿している。

マーケティングの本も読んだ。

講座も受けた。

それでも売上が上がらない。

こういう方が、本当に多い。

フォロワーが数千人いても売上がほぼゼロという人がいる一方で、フォロワー100人台でSNSをほとんど使っていないのに売上がある人もいる。

この差はどこで生まれるのか。

知識の差でも、発信の上手さの差でもない。

目の前の人との対話ができているかどうか

ただ、それだけです。

マーケティングを学んだだけで「分かった気」になっている状態が、一番危ない。

学んだ知識はある。

でもそれが売上に変わらない。

この状態に気づけないまま、集客だけを頑張り続けてしまう。

穴の空いたバケツに水を注ぎ続けているのと同じです。

集客にかけた時間・お金・労力が、そのままドブに捨てられていく。

本記事では、この「頑張っているのに売れない」状態を抜け出すための6つのステップを体系的に解説します。

すべては「OSS(最適販売戦略)」を見つけるための逆算です。


OSSとは何か

OSSとは、簡単に言えば「勝ち筋」のことです。

「これをやれば確実に売上が立つ」という型のこと。

マイケル・マスターソンの著書『大富豪の起業術』にはこんな言葉があります。

「年商1億円を超えるまでは、OSSを見つけることが唯一の仕事だ」

個人事業主版に置き換えると、「月100万の安定を作るまでは、OSSを見つけることが唯一の仕事」ということになります。

OSSは以下の4要素が「はまった」状態です。

  • 誰に売るか(ポジション)
  • 何を売るか(商品・変化)
  • いくらで売るか(価格)
  • どうやって売るか(売り方)

この4つが揃い、「毎回同じアクションをすれば毎回同じくらい売上が出る」という状態になったとき、自分のOSSが見つかった、と言えます。

そしてこのOSSを見つけるために必要なのが、次の6つのステップです。


STEP 1|ポジションを決める──何者でもない状態からの脱出

最初にやるべきことがポジション設定です。

ここで転けると、SNS運用ではどうにもならないレベルで難易度が変わります。

ポジション設定でよくある失敗が、「自分はコーチングができます」「Webデザインが得意です」のように、スキルや手段をポジションにしてしまうことです。

お客様目線では「で、それが私に何の関係があるの?」

となってしまいます。

お客様が求めているのはコーチングでもWebデザインでもなく、「自分の悩みを解決してくれるかどうか」。

考えるべきはこの2つだけです。

  • 誰のどんな悩みを解決するのか
  • その悩みの解決に対して、自分が語る資格があるか

「語る資格」とは、資格や肩書きのことではありません。

自分自身がその悩みを経験して乗り越えた、その領域で誰かの悩みを解決した実績がある、その分野について深く学び実践してきた、このどれかがあれば十分です。

もう一つ大切なのが「絞る勇気」です。

全員に届けようとすると、誰にも刺さらない。

「セールスが苦手で成約率が低くて悩んでいる、ひとり起業家の女性」まで絞ると、その人に向けた発信が明確になります。

怖いかもしれませんが、絞れば絞るほど、似た悩みを持つ人にも届くようになります。


STEP 2|語れることを増やす──専門家として見られる土台を作る

ポジションを決めただけでは専門家にはなれません。

そのポジションで語れることを増やしていく必要があります。

インプットの方向を決めるには、「お客様にどんな変化を約束するか」を明確にすることです。

変化が定義できると、学ぶべき範囲が絞られます。

その専門領域だけは誰にも負けないレベルを目指す。

イメージはT字です。

横幅は一般教養として広く、縦はとにかく深く。

専門家として語れることは大きく3つです。

  1. 専門的な知識

    自分のポジションに関する知識を幅広く深く持つこと。

    専門用語や概念をきちんと説明できるレベルまで持っていく。

  2. 他の人の変化(事例)

    「この方法でこの人がこう変わった」と語れるかどうか。

    まだ事例がない人は、最速で作りに行く。

    知識だけで話すと内容が抽象的になるが、リアルな体験があるからこそ「この人は本物だ」と伝わります。

  3. 原因に気づかせる力

    これが最重要です。

    知識を並べるだけでは「ああそうなんだ」で終わってしまう。

    「なぜあなたが痩せられないのか」「なぜ成約率が上がらないのか」という原因に気づかせることができれば、反応がまったく変わります。

    「なるほど、そこがずれていたのか」という瞬間を作れるかどうかが、専門家としての信頼を左右します。

また、インプットと同じくらい重要なのがアウトプットです。

SNS、音声配信、ブログ、YouTube。

手段は何でもいいですが、言語化の量を増やすことで知識が定着し、思考の瞬発力が磨かれます。


STEP 3|信用を積む──「この人から買いたい」を作る

知識があっても事例があっても、「この人から買いたい」にはならないことがあります。

専門性の先にある信用が必要だからです。

信用の正体は「期待値」です。

「この人にお金を払ったら、それ以上のリターンが返ってきそうだ」と感じられるかどうか。

信用を積み上げる行動は4つです。

  1. 約束を守る

    「また今度連絡します」と言って連絡しない。

    「○○送りますね」と言って送らない。

    小さな約束を守れない人は大きな信用も得られません。

    報連相、時間、お金周りを徹底するだけで「ちゃんとした人だな」と思ってもらえます。

  2. 見えないところで動く

    自分に直接メリットがないことでも動く。

    誰かを紹介する、困っている人に先回りしてリサーチしておく。

    見える行動より見えない行動の方が、信用の積み上がりは大きい。

  3. 発信で「なぜ」を出し続ける

    ノウハウやテクニックだけでなく、自分が何を考えて何を大事にしているか、行動の原理を発信に入れる。

    今の時代、知識だけならAIでも作れる。

    だからこそ「この人は何を大切にしているのか」という背景が見えるかどうかが、選ばれる分かれ目になります。

  4. 行動させるところまで責任を持つ

    信用が積み上がったら、行動させないといけません。

    売ることから逃げない。

    「売るということは、責任を預かるということ」です。

    無料の情報だけ与えても人は変わらない。

    お金をいただいてこちらがコミットする。

    それが本当の意味での誠実さです。

自分の信用が溜まっているかのバロメーターは「またが起きているか」です。

また会いたい、また聞きたい、また参加したい。

このリピートが起きているなら、信用は着実に積み上がっています。


STEP 4|0→1を達成する──最初の1円の作り方

ポジションを決め、語れることを増やし、信用を積んだら、いよいよ最初の売上を作ります。

ここで多くの人がつまずく理由は「先に売ろうとしてしまうこと」です。

価格提示をする、商品の説明をする。

これが逆なんです。

売上の仕組みはシンプルです。

金額の大小に関わらず、売れる理由はただ一つ。「欲しい」が先にあるからです。

1円だろうが100万だろうが、まず「欲しい」を引き出す。

ここが全ての起点になります。

人の脳みそで言うと、「欲しい」は感情=右脳。

金額の高い安いは計算=左脳。

右脳で「欲しい」を感じてから、左脳で「いくらだろう」を計算する。

だから、具体的なカリキュラムやステップを説明すればするほど「売れる」から遠ざかります。

重要なのは深掘りです。

その人が何に困っているのか、どうなりたいのかを知らずして提案はできません。

知らずに「私のコンテンツはこれです」と言っているなら、それは押し売りです。

まず「変わりたい」というコミットメントを引き出す。

お金より先に「やりたい」を取る。

これができれば、0→1は自然と達成できます。

そして重要なのが、リアルな動きを発信すること

人と会ったこと、話したこと、提案したこと。

抽象的な思想ばかり発信していると「この人は本当に動いているのか」という疑念が生まれます。

具体的な発信が「この人はすでに選ばれている人だ」という認識を作り、次の集客につながっていきます。


STEP 5|スケールアップ──0→1の次で止まらないために

0→1を達成した直後に多くの人がやってしまうことがあります。いきなり仕組み化しようとすることです。

フォロワーが100人・200人の段階で自動化ツールやステップ配信を組んでも、離脱が多くて本末転倒になります。

その人数なら手動で対応できるし、手動の方が圧倒的に反応が良い。

仕組み化は後でいい。

まずは泥臭く打席に立ち続けることです。

単価を上げる際、「まだ自信がない」「実績が少ない」と言う人がいますが、これは順番が逆です。

単価を決めるのは自信でも実績の数でもなく、お客さんの変化量です。

「ここからここに変わります」という変化を定義できているかどうか。

これだけです。

ビジネス構築の正しい順番はこうです。

高単価1対1 → 繰り返して擦り倒す
      ↓
つまずきポイント・よくある質問が蓄積される
      ↓
仕組み化・コンテンツ化
      ↓
定額化(サブスク)

最初に低単価やサブスクから始めると、対応コストはかかるのに収益は少ない、という最も消耗する状態になります。

高単価の1対1を擦り倒すことで、コンテンツが磨かれ、よくある質問とその答えが蓄積される。

それがあって初めて、仕組み化したときに使えるものになります。

集客については、「発信活動」と「集客」を分けて考えることが重要です。

フォロワーを増やすことと、特定の場所への申し込みを集めることは別の話。

月1〜2回のセミナーで5人を集め、個別相談で打席に立つ。

そのうち4人と成約できれば、単価30万で120万の売上です。

100人集めようとするから大変なんです。

個別相談の打席を増やし続けることも欠かせません。

「このやり方だと毎回2〜3件は売れるな」「このセミナーをやれば毎月60万は上がるな」という確信が見えてきたら、それがOSSへの入口です。


STEP 6|OSSを見つけたら擦り倒す──勝ちパターンが見つかったらそれだけやれ

6ステップの最終回にして、すべての答え合わせです。

ポジションを決めたのは「誰に」を決めるため。

語れることを増やしたのは「何を」の精度を上げるため。

信用を積んだのは「いくらで」の根拠を作るため。

0→1を達成したのは「どうやって」の仮説を検証するため。

打席を増やしたのは、OSSの確信を得るためのテスト回数を稼ぐため。

全部、OSSを見つけるための逆算でした。

OSSが見つかったら、あとはそれを擦り倒すだけです。

ここで陥りやすい罠があります。

同じセミナーを何回もやっていると「また同じことをやっている」「文言を変えた方がいいのでは」と思い始めることです。

少し変えただけで訴求がずれ、売上が急落することがある。

覚えておいてほしいのは、あなたが100回話した内容でも、初めて聴く人には初めての話だということ。

マスターソンは「うまくいったことを何度も繰り返せ。8割は古くて2割だけ新しいのが望ましい」と言っています。

同じことを擦り倒すうちに、言葉は洗練されていきます。

説得力が増して、成約率も上がる。

OSSは使い倒すほど、強くなっていくものです。

まず自分の数字を把握することが全ての出発点です。

「月の売上はいくらか」「成約率は何%か」「集客は月何人か」を即答できない状態は、OSSがまだ見えていない状態と同義です。

数字が見えているから、再現できる。

売上が安定している人は、例外なく自分の数字を把握しています。


まとめ:売上に悩まなくなる世界へ

6ステップを振り返ります。

ステップ やること OSSへの貢献
① ポジション設定 誰の悩みを解決するか決める 「誰に」を確定する
② 語れることを増やす T字学習と実践・アウトプット 「何を」の精度を上げる
③ 信用を積む 約束・見えない行動・なぜの発信 「いくらで」の根拠を作る
④ 0→1を達成する 「欲しい」を先に作る・深掘り 「どうやって」を検証する
⑤ スケールアップ 単価UP・集客継続・打席を増やす OSSの確信を得るテスト
⑥ OSSを擦り倒す 勝ちパターンを繰り返す 売上の安定と再現性

OSSが見つかったとき、売上に悩む必要がなくなります。

集客の方法を毎回考える必要がなくなります。

不安で新しいものに飛びつく必要もなくなります。

「このやり方をやれば毎月○○万円になる」という確信を持って動ける状態。

それがOSSを見つけた先にある世界です。

発信量や稼働時間に頼らない。

最小の労力で、最大の成果を。

その入り口は、目の前の一人との対話の質を高めることから始まります。


Supply's Inc. では、OSS設計を軸としたマーケティング顧問サービスを提供しています。

「4要素がまだ整理できていない」「自分の勝ちパターンが見えない」という方は、まず現在の数字・導線・個別相談の流れを整理するところから始めてみてください。

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