動画の差し替え画像をAIへ渡す時、毎回チャットへ添付していませんか?
僕も動画編集の修正で、差し替える写真をAIへ渡す時に迷いました。
元画像を添付する方法と、Finderで場所を見せる方法では、画質や余分なデータの面でどちらがいいのか気になったんです。
大事なのは「AIに何を見せるか」と「編集に何のファイルを使わせるか」を分けることです。
画面の見た目を説明する画像と、完成動画へ入れる原本は、同じ役割ではありません。
ここを混ぜると、どの画像を使うのか分からないまま作業が進みます。
AIに画像を渡す方法は「添付・スクショ・ファイルの場所」の3つ
AIへ画像を渡す方法は、大きく3つあります。
| 方法 | 向いている場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 原本を添付する | AIが手元のパソコンのファイルを読めない時 | 添付した画像が編集に使う原本だと明記する |
| 場所を示すスクリーンショットを渡す | フォルダや候補画像を見せながら説明したい時 | スクリーンショット自体は差し替え素材にならない |
| ファイルのパスを文字で渡す | AIが同じパソコン上の原本を読める時 | その環境で本当にファイルへアクセスできることが前提 |
原本を添付する方法は、いちばん汎用的です。
オンラインのAIチャットなど、こちらのパソコン内を直接読めないAIには、原本を送らなければ始まりません。
添付画面に小さく表示されたプレビューと、編集に使う元データは分けて考える必要があります。
一方で、添付時の変換や保存の仕組みはサービスごとに違うため、「必ず無劣化」「内部データが何個増える」とは断定できません。
画質を守るポイントは、編集に「元の画像」を使うこと
動画やバナーに入れる画像は、できる限り元の画像を使います。
メッセージ画面を撮ったスクリーンショットや、プレビューをもう一度保存した画像を素材にすると、元の大きさや情報が失われることがあります。
たとえば、人物写真を差し替えるなら、編集に使うのは portrait.jpg のような元ファイルです。
Finderやエクスプローラーの画面を撮った画像は、「この写真を使ってください」と伝えるための説明資料に過ぎません。
ここでよく起きるのが、説明用のスクリーンショットと差し替え用の写真が、チャットの中で並んでしまうことです。
AI側から見ると、どちらが指示用で、どちらが納品物に入れる素材なのか判断しにくくなります。
素材を添付する時は、「この添付画像の原本を、動画の左側の人物写真に使ってください」と、使う場所まで一緒に書いておくと迷いません。
パソコンの中を読めるAIなら、場所を伝えるだけでいい
Codexのように、作業しているパソコン内のファイルを読める設定のAIがあります。
その環境では、ファイルの場所を文字で伝えることで、AIがその場所にある元データを確認し、編集対象を特定できる場合があります。
この時に渡すのが「ファイルのパス」です。
パスとは、パソコンの中でファイルが置かれている住所のような文字列です。
/Users/yourname/Documents/project/assets/portrait.jpg
MacのFinderでは、対象ファイルを選んで Option + Command + C を押すと、パスをコピーできます。
この操作はMac向けです。
ただし、パスだけを渡せるのは、AIがそのパスのあるパソコンや共有フォルダへ実際にアクセスできる時だけです。
一般的なAIチャットに、手元のパスだけを書いても、そのAIは画像を開けません。
パス指定は「AIへの画像送信が一切起きない」「編集ソフトのキャッシュがゼロになる」という意味でもありません。
編集やプレビューには、処理に必要な一時データが作られることがあります。
受け渡しのためだけに同じ画像を何度も複製する作業を減らせる可能性がある、というのがパス指定の利点です。
余分なデータを減らすなら、スクショより文字でパスを渡す
同じパソコン上でAIが原本を読めるなら、場所を伝えるためだけにFinderのスクリーンショットを撮る必要はありません。
文字のパスの方が、対象ファイルを一意に指定しやすく、説明用の画像も増えません。
「キャッシュを増やさない」という言い方は、少し正確ではありません。
キャッシュは、アプリや編集ソフトが処理を速くするために一時的に持つデータで、利用者側で完全に管理できるものではないためです。
今回減らしたいのは、受け渡しのために作るスクリーンショット、同じ素材の再添付、どれを使うか曖昧なまま残るコピーです。
だから、実務では「余分なデータを減らす」と考える方が役に立ちます。
フォルダの中に似た画像が複数ある時は、原本のパスと、その画像を使う場所をセットで書きます。
AIに仕事を任せる時は、短い指示でも、判断に必要な背景が揃っている方が手直しを減らせます。
背景の渡し方を整える考え方は、1の指示で10伝わる、あなた専属の右腕AI社員の作り方でも解説しています。
修正箇所はスクショ、差し替え素材は原本で伝える
実務で使いやすいのは、2つを役割ごとに分ける方法です。
修正箇所は、動画の該当場面や完成見本のスクリーンショットで伝えます。
どこを変えたいのかを、矢印や短い説明と一緒に示せるからです。
差し替える素材は、元ファイルを添付するか、原本のパスを文字で指定します。
これなら、AIも「どこを直すか」と「何を使うか」を区別しやすくなります。
人物やクライアント情報が写った画面を共有する時は、公開範囲にも注意が必要です。
AIに見せる必要がない名前、チャット一覧、案件名は、最初から写さないか、隠してから渡します。
修正の精度を上げるには、場所、違和感、期待する状態、残すものを分けて伝えるのが有効です。
その型は、AIに仕事を任せるたび、スキルは育つ|動画編集の修正を次回の品質へ残した実例でも紹介しています。
次の編集依頼から使える、素材の渡し方テンプレート
最後に、画像差し替えを頼む時のテンプレートを置いておきます。
【修正する場所】
動画の1分20秒付近、画面右側の写真
【使う素材】
/Users/yourname/Documents/project/assets/portrait.jpg
【してほしいこと】
この原本へ差し替え、顔が切れないように配置してください。
【残したいこと】
右下のロゴと、写真の左にある説明文は残してください。
AIが原本へアクセスできない環境なら、【使う素材】 には原本を添付します。
AIへ画像を渡す時、正解はいつもパス指定ではありません。
けれど、画像の役割を「説明用」と「編集に使う原本」に分けるだけで、画質と作業の正確性は上げやすくなります。
まずは次の編集依頼から、修正箇所と素材の場所を別々に書いてみてください。
AIへ任せる仕事は、頼み方を少し整えるだけで、確認とやり直しの時間を減らしやすくなります。

