Noah
Obsidian×Codex/Claude Code 自分専用AI業務システム構築・全5回実践講座
第1回 土台をつくるレッスン 1 / 1動画1時間30分

ObsidianとAIをつなぎ、仕事の土台を設計する

第1回では、Obsidianを情報の置き場、CodexまたはClaude Codeを仕事を進める相手としてつなぎます。 大切なのは便利な機能を増やすことではなく、自分が何を保存し、AIに何を読ませ、どこまで任せるかを決めることです。

フォルダは完成品ではなく、仕事に合わせて育つ器です。 まずは少ない親フォルダから始め、Web Clipperで入る情報と、自分でつくるノートの流れを整えます。 Gitは変更の不安を減らすための履歴として使い、Skillは出所と役割を確認して安全に導入します。

当日は受講者自身のVaultを使って接続し、読み取り、保存、変更履歴の確認まで実際に動かします。 エラーが出た場合は、開いているフォルダ、権限、パス、Gitの状態を一緒に切り分けます。

要約

AIが迷わない入口をつくる

AIに依頼する前に、Vaultの目的と、触れてよい範囲を言葉にします。 たとえば「このフォルダは仕事の知識と進行中の案件を置く場所」「最初は読むだけ」「編集前に変更案を出す」といった短いルールです。 ルールがあると、AIの出力を評価しやすくなります。

最初のフォルダ設計は少なくする

入力、知識、進行中の仕事、成果物を大まかに分ければ始められます。 名前は自分が見て理解できるものを選び、細かい分類は実際に情報が増えてから追加します。 迷うノートは一時置き場に入れ、止まらないことを優先します。

Web ClipperとGitの基本

Web Clipperは、参考ページを出典つきでVaultへ入れる入口です。 保存しただけで知識にはならないため、後で使う理由を一行添えると再利用しやすくなります。 Gitは作業の区切りごとに変更を残す仕組みです。 最初は履歴を確認できる状態をつくることに集中します。

Skillは小さく、安全に入れる

Skillは、AIに繰り返し任せる手順を伝えるためのものです。 導入前に、何を読むか、どのファイルを編集するか、外部へ送信しないかを確認します。 最初から多くを入れず、困りごとを一つ解決するSkillを一つ試し、出力を自分で確認します。

最初に仕組み化する業務を選ぶ

業務は、目に見える作業だけで選びません。 「探す・決める・確認する・伝える・保存する」までを書き出すと、減らせる手間と人が判断すべき箇所が見えてきます。 各工程を「やめる・減らす・AIに任せる・自分が判断する」に分け、AI化する前に、不要な工程をやめるか減らせないかを先に考えます。

AIには整理、抽出、比較、初稿、確認観点の提示を任せます。 目的、優先順位、責任、最終判断は自分が持ちます。 最重要業務から始める必要はありません。 安全で、繰り返し試せて、出力を人が確認できる業務を選びます。

候補は次の6項目を各0〜2点で見ます。 0は「低い・不足している・確認できない」、1は「一部満たす」、2は「十分に満たす」です。 安全性は、機密情報や外部送信・公開・契約・決済を含まず、問題があっても人が止めて確認できるほど高得点です。 安全性または人が確認できるかが0点の候補は、最初の対象から外します。

評価項目 0点 1点 2点
頻度 ほとんどない ときどきある 定期的にある
負担 小さい 多少ある 時間・迷いが大きい
繰り返しやすさ 毎回大きく違う 一部は共通する 手順がほぼ共通する
必要な材料が揃っているか 集められない 一部揃う 毎回そろえられる
結果を人が確認できるか 判断しにくい 一部確認できる 明確に確認できる
安全性 影響が大きく止めにくい 注意が必要 人が安全に確認・停止できる

採点後に材料や確認の条件が足りなければ、対象範囲を小さくするか候補を変えます。 候補を変えたときは、S0で記録した導入前の状態も更新します。

情報は同じ内容を複数箇所へコピーせず、正本を一つ決めます。 ほかのノートや手順書からは、その正本へリンクして使います。

この回で扱う主な仕組み

  • ObsidianとCodexまたはClaude Codeの接続
  • Obsidian Web Clipperの保存テンプレート
  • 入力・知識・進行中・成果物を迷わず置くフォルダ設計
  • Gitによる作業前後のチェックポイント
  • Skillの導入前確認と、最小単位での動作テスト